翻訳業界の多重下請け構造

 

 

クライアントの多くは訳文の品質をチェックする手段を持たないことから、悲惨な結果を得ることが多いです(大抵の場合、クライアントはターゲット言語を話すことができない)。そのため、多くのエンドクライアントは低料金の翻訳サービスに喜び、品質を無視します。

 

本物のプロ翻訳者に直接連絡すれば、その料金の60%で良質な訳文を手に入れられることを彼らは知らないのです。別の言い方をすれば、エンドクライアントは激安の料金で騙されてボロボロの中古車を買っているのです。それよりも低料金で新車のベンツを買えるのに・・・。

 

今がエンドクライアントに直接連絡すべき時です

 

翻訳会社は競争力のある価格で翻訳サービスを提供したいだけであることを我々翻訳者やエンドクライアントは肝に銘じるべきなのです。グーグル翻訳や粗悪な機械翻訳に高い料金を支払うようなことはあってはなりません。翻訳会社のほとんどは自社で校正する能力がありません。そのことにエンドクライアントは気付くべきであり、大きな翻訳会社だからと安心してはなりません。校正を行わずに送られてきた訳文をそのままクライアントに送る翻訳業者もあります。名の知れているところです。クライアントが質の悪さに文句をいい、翻訳会社がそれを理由に翻訳者に支払わないという最悪のケースも生じます(たとえクライアントが支払っていても)。

 

訳者は翻訳会社から送られてくるスパム的なメールに頼ってはいけません